「彩の国・傍楽(はたらく)創造企業」を目指して

私は高校3年生の時、埼玉県屈指のやきとりメーカーであった父の会社が倒産の危機に直面したため、家業を助けるために広告企画業を創業しました。
 経営の転機は創業して4年目に訪れました。西武本川越駅ビルPePeから「川越祭りの目玉に」とのはたらきかけで、祖父と父が作り上げた味「本場東松山名物みそだれやきとり」を川越祭りに出展することになりました。これが小江戸・川越の人々に思いがけない反響を呼び、丸広百貨店の隣接駐車場で土日のみの営業を開始し、これを契機に現在の食品関連事業に経営をシフトしました。
 その後、世界食品品評会モンドセレクション2008にて、「秘伝みそだれ」が最高金賞を受賞し、輸出を通じて、我が国の代表的な和食文化・やきとりの味を海外へ伝える会社にまで成長しました。

 

 近年の若い方が置かれた就職環境は非常に厳しいものと伺っておりますが、私の経験から、なかなか就職が決まらない方には、以下のような共通した特徴があるように思います。

  • 挫折を経験したことがない又は挫折をした際に乗り越えた経験が少ない人
  • すべての問題の原因を自分に求めない人
  • 論理的な思考スキルが足りない人
  • 自分を客観視できない人
  • 自分の人生に長期目標がない又は長期間我慢する理由のない人
  • 利他*を長期間実行できない人

 

 大企業の場合は、「採用したい人」のかたちが決まっていて、その「かたち」に当てはまる人を採用し、「かたち」の違う人は他に行ってもらえばいいという考え方ですが、我々中小企業は、まず人ありきです。人がいて、その上でこの人は何が得意で何が苦手かを考えて、その人にあわせて仕事や会社を変えていかなければなりません。
 
 障害のあるなしにかかわらず、働くことにおいてハンディを背負っていない人間など、そう多くはいないと思います。高齢者の方も、外国人の方も、育児中の方も、介護をされている方も、働く上でみんなハンディキャップを抱えているのです。

 ですから、私の会社で欲しい人財とは、積極性と責任感があり、ダイバーシティなコミュニケーションスキルのある人です。
 ダイバーシティなコミュニケーションスキルとは、さまざまな違いを尊重して受け入れ、「違い」を積極的に活かすことにより、変化しつづけるビジネス環境や多様化する顧客ニーズに最も効果的に対応し、企業の優位性を創り上げることです。

 私の会社には、障害者の方から高齢者や外国人の方まで様々な社員がおります。会社はお神輿と同じです。ハンディがあろうと誰もぶら下がってはいけません。なぜなら、隣の人の荷が重くなりますから。

 当社は「彩の国・傍楽(はたらく)創造企業」とも申しております。「傍楽(はたらく)」は私の造語ですが、「傍楽(はたらく)」とは「傍迷惑(はためいわく)」の反意語であると考えます。自分の周りの人を少しでも楽に、楽しくしてあげられた結果、人が仕事をしたといえるのではないでしょうか。そのような思いから、彩の国・埼玉県で「傍楽(はたらく)」気持ちを社員が共有し、新しい創造を実現できる企業を目指しております。

*他人の利益となるように図ること。自分のことよりも他人の幸福を願うこと。

 

 

「彩の国はたらく情報館」にて、若者向けコラム「はたらくこと」って? 2013年10月1日(火)掲載

 

日疋社長

株式会社ひびき 代表取締役社長 日疋 好春

 

 

 

 

 

このブログ記事について

このページは、株式会社ひびきが2013年10月 1日 13:08に書いたブログ記事です。

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