こんにちは!ハートマイレージ記者(?)の中戸川です。今回は「彩の国黒豚 勧進帳弁当」をご紹介します。

埼玉の特産品を詰め込んだ弁当といえば「黒豚みそだれ弁当」がありますが、その第2弾となる新しい弁当で、今回も埼玉県のブランド豚「彩の国黒豚」をたっぷりと使用しています。 それにしても、なぜ「勧進帳弁当」なんでしょう?勧進帳といえば、歌舞伎十八番の中でも特に人気の高い演目の一つで、源頼朝の怒りを買った義経と弁慶らが、 北陸を通って東北に逃げる際の、山伏に変装して北陸の関所を通り抜ける場面を描いたもの。埼玉とは関係ないように思います。

開発を担当した、ひびきの商品開発部、鈴木景子さんによると、「源義経の正室で、義経と最後を供にした郷御前が川越出身であること。 義経の側室で、義経の後を追う途中で亡くなった静御前は、埼玉の久喜に墓があるとされること。これらの縁だけでなく、2015年に北陸新幹線が金沢まで延伸開業し、 2016年に北海道新幹線が新青森から新函館北斗まで開通したことで、大宮は北陸と東北・北海道をつなぐ拠点となったこと。 これもまた、埼玉と勧進帳のつながりを感じて、弁当に勧進帳の名を拝借しました。この駅弁を通じて埼玉の歴史や各地域に興味を持ってもらえたらと思います。」 なるほど、そういうことでしたら、JR大宮駅内で発売される弁当として、勧進帳の名称はピッタリですね!


では、弁当の中身を見ていきましょう。主役となる食材には、かわら版でも紹介してきた「彩の国黒豚」を使用。バークシャー種100%である「純粋黒豚」は、 柔らかな食感を得るため従来のトウモロコシをあたえず、芋類を配合した専用の飼料で手塩にかけて大切に育てられたもの。品質管理が行き届いてます。 旨み成分のグルタミン酸や糖質が豊富で、キメが細かく歯切れのよい上質な脂肪は『シルク(絹)のような白さ』と評価されています。 ジュワっと沁み出る甘みのある脂肪は、脂肪融点が高くさっぱりとした食感なので幅広い層から人気があります。 これを、黒豚の角煮をアレンジした「ほろほろ煮」と、ひびき「秘伝のみそだれ」で漬け込んだ「みそ漬け焼き」にしてあります。勧進帳弁当を開けると、 右にほろほろ煮、左にみそ漬け焼きがあり、右も左も黒豚がドドーンと登場してうれしくなります(笑)2種類の味の黒豚が楽しめて、迫力がありますね。 ほろほろ煮を食べてみると、やわらかくて味がしみて美味しかったです。埼玉の関本屋のつきこんにゃくが入っていて、 ごはんは埼玉県のブランド米「彩のかがやき」ごはんです。よく合いますね。でも、どうして角煮のまま弁当に入れなかったのでしょうか? 鈴木景子さんに聞くと、「ひびき黒豚劇場の人気メニュー『彩の国黒豚の角煮』をそのまま弁当に入れたかったんですが、角煮はパサパサになりがちなので、 お弁当で食べやすいように煮込んでほろほろ煮にしました。目的のために本来の自分を隠して姿を変えた義経を表現しました。」とのこと。 むりやり勧進帳の登場人物に見立てなくてもいいような気がしますが(笑)、ほぐし煮にした理由はわかりました。

みそ漬け焼きは、彩の国黒豚をひびきのピリ辛みそだれに漬けて香ばしく焼いたもの。黒豚の脂の甘みを引き立てるみそだれを、 忠誠心や知力によって義経を守り抜こうとした弁慶になぞらえたそうです。こちらもやわらかくて美味しい!これを埼玉県の在来大豆の豆ごはんと一緒にいただきます。 みそだれはごはんが進みますね。春日部在来大豆は甘味・旨味が強く、病気にも強い。野口農園で無農薬で栽培されたもので、地元の学校給食にも使われています。 「子どもたちも安心して食べられるように、余計なものは使わないようにしている」と、野口農園の野口さん。 その春日部在来大豆を贅沢に使った豆ごはんですから、豆にも注目して召し上がってください。 弁当右上の「長ネギの焼きびたし」は、長ネギの食感を残して焼き、埼玉の弓削多醤油でやさしい味に仕上げたもの。 義経であることに気づきつつも弁慶の主君への思いに心打たれた関守、富樫左衛門の情けの心を表現したそうです。

弁当中央上の「人参のナムル」は静御前。静御前は舞の名手と知られることから、日本の伝統色の朱色の人参を弓削多醤油とごま油でナムルにして見立てたそうです。 また、弁当中央下の「石川漬物のしゃくし菜のしそ風味漬け」は郷御前。シャキシャキ食感の埼玉の秩父特産しゃくし菜を漬けたもので、お弁当のお供にぴったりでした。 義経にぴったりお供するから郷御前なんでしょうね。

富樫左衛門と静御前と郷御前に関しては、説明にちょっと無理がありますが(笑)、おかずとしてはとても美味しかったです。 大宮駅でお弁当を買うときには、「彩の国黒豚 勧進帳弁当」をおすすめします。ぜひ一度、旅のおともに召し上がってみてください。(中戸川)

鶏レバーたまり漬け

「彩の国黒豚 せいろ蒸し」
甘みのある脂肪が美味しい彩の国黒豚は、バラ肉を使ったしゃぶしゃぶが最高だと思っていましたが、せいろ蒸しはそれを超えるかもしれませんね。 この「彩の国黒豚のせいろ蒸し」は、彩の国黒豚のバラ肉の薄切りスライスを、旬の埼玉県産イタリア野菜と一緒にせいろで蒸しあげたもの。 イタリア野菜の個性を、彩の国黒豚の甘くて口どけのよい脂が引き出します。風味を楽しむためにも、さっぱりとポン酢で召し上がるのがいいと思います。 イタリア野菜も彩の国黒豚も、せいろ蒸しにすることで栄養が流れ出ず、旨味も濃縮されるのでしょうね。 ご注文されたら、スタッフにイタリア野菜の種類を聞いてみてください。 今の季節はルッコラやスカーレットフリルなどの葉物野菜とパプリカなどが出てくるはずですが、これも入荷によって変わります。 「さいたまヨーロッパ野菜研究会」という、さいたま市内の若手農家グループが作っている新鮮なイタリア野菜です。 彩の国黒豚と一緒に、ぜひお楽しみください。

★彩の国黒豚せいろ蒸しが食べられる店舗:ひびき庵別館(東松山本店、さいたまスーパーアリーナ店)