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僕らは彩の国黒豚に会いに行く(前編)

関越自動車道・花園インターチェンジを降り、車の窓を開けると、たい肥の臭いが風に乗って車内に入ってきました。 何か懐かしいな・・・。

とうとう彩の国黒豚と対面できる日がやってきました。ひびきで今仕事を頑張っている19歳のインターン・ケント君と一緒に、彩の国黒豚の飼育現場を見せていただこうと、深谷市へやってきました。二人とも深谷市は初めて。早く彩の国黒豚に会いたいとワクワクしながら、彩甲斐街道を走ります!

まずはじめに、今回の取材のコーディネートをしてくださるJA全農さいたまの木村喜光さんに会いに、北部総合センター・畜産酪農部畜産酪農課を訪ねました。私はずっと木村さんにぜひ会いたいと思っていました。ひびきが経営する黒豚劇場の公式ブログ「ようこそ!黒豚劇場へ」に登場されていた木村さん。柔和な雰囲気で、取材担当の小出さんや彩の国黒豚の生産者である飯島さんと会話をされていたのが印象深かったからです。

JA全農さいたまの木村喜光さん
JA全農さいたまの木村喜光さん

「はじめまして。よろしくお願いします。でも、ブログを拝見していまして初めてではない感覚です」と木村さんにご挨拶をさせていただいてから、彩の国黒豚の説明を少ししていただきました。その間も携帯電話が鳴り、彩の国黒豚の注文依頼があったようです。その後、今日の訪問先である、彩の国黒豚倶楽部6農家の副会長を務められておられる橋本雄二さんの豚舎に伺うことになりました。さあ、彩の国黒豚との対面はもうすぐ!

JA全農さいたま北部総合センターから車を15分ぐらい走らせ、橋本さんの豚舎に到着。ここで木村さんから紙製のつなぎと靴用のカバーを渡されました。これは外部から彩の国黒豚に有害な菌などを持ち込ませないようにするための措置だそうです。彩の国黒豚に何かあっては大変ですから、早速着込みます。

彩の国黒豚にはじめて会いました!
彩の国黒豚にはじめて会いました!

「あそこまでいけますよ」と木村さんが指をさされたほうをみると、白い柵がありました。そこにいました!柵に近づいていくと、興味を示して、黒豚が奥の部屋からそろぞろと出てきます。木村さんのお話ですと、ここはストレスをためないための黒豚の運動場とういうことでした。目の前にいるのは雌の黒豚で、薄い黒い毛が皮膚を覆っています。その隣には、おっぱいの大きくなった黒豚がいました。木村さんと「この豚はなんでおっぱいが大きいのでしょう?」と話していると、そこへ橋本さんが駆けつけてくれました。ご挨拶をしてから、おっぱいの大きな黒豚のことを質問すると、「今日、子豚と離したばかりだから。子豚は子豚専用の豚舎へ移動するんです」ということでした。

おっぱいが大きくなっていたお母さん黒豚
おっぱいが大きくなっていたお母さん黒豚

私は、橋本さんに聞きたいことがずっとありました。それは日疋社長が以前ブログで触れていた「オガコ式」という飼育環境についてです。それを伺うと、「豚舎にオガクズを敷き、その上で豚を飼育する方法です。豚のふん尿がオガクズのバクテリアに分解され臭いを出さないで済みます。その上、オガクズはたい肥として畑にまいて肥料にすることができる。あそこにあるのがたい肥」。たい肥を見ると、醗酵が進み温度が上がっているため、寒い外気に触れて、湯気が上がっています。家畜のふん尿を利用することで可能になる循環型の農業。循環型農業については、翌日の笠原会長からも話が出てきますが、深谷市の周辺の農業のキーワードです。

彩の国黒豚倶楽部副会長・橋本雄二さん
彩の国黒豚倶楽部副会長・橋本雄二さん

200頭の豚を飼育する橋本さんは、現在「埼玉県食の安全県民会議委員」も務められています。食の安全・安心の確保に関し、県が行う施策へ県民の意見を反映させることや意見交換による関係者の相互理解の場として設置されています。消費者、農業生産者、食品加工・流通業者、学識経験者など、広範な分野の23名の委員で構成されています。以前は、日疋社長も委員を務めていましたが、食に深く関わるエキスパートが選ばれます。

左からケント君、木村さん、橋本さん。黒豚談義が続く
左からケント君、木村さん、橋本さん。黒豚談義が続く

終始にこやかにお話してくださった橋本さんですが、最近の油や飼料の高騰を嘆き、厳しい生産現場の一端も教えてくれました。コスト的にかなり厳しい経営を強いられているそうです。

また、橋本さんは、熊谷市内で「とんふみ」と「ファーマーズアーク」というレストランを経営されており、彩の国黒豚を使った料理が楽しめます。私も取材の前にJR高崎線・籠原駅前の「とんふみ」に一度伺ったのですが、注文させていただいた「上ロースのとんかつ」は、本当に素晴しいと思いました。肉質が極めて繊細で、脂の上質な旨みが彩の国黒豚ならでは。私はソースよりも、そのままと塩でいただきましたが、十分味わいが楽しめました。熊谷市内ではすでに有名なお店ですが、未体験の方はぜひ行ってみて下さい。

日がすでに傾きかけ、風がさらに冷たくなるまで(とても風の冷たい日でした)お付き合いいただいた橋本副会長、ありがとうございました!

こうして1日目の取材は終了。彩の国黒豚との対面が感動のうちの終わり、帰路深谷の道を木村さんの車の後に付いて走っていると、前方を見てびっくり!なんと、空に豚の形をした雲があるではありませんか!!ケント君に「ほらほら、あそこっ!」と指をさしている自分がいました。その雲の写真がこれです。

帰りに豚を横からみた形そっくりの雲を見つけました!
帰りに豚を横からみた形そっくりの雲を見つけました!

夕方の空に金色に輝く豚形の雲、「金豚雲(きんとんうん)」ですね(笑)。きっとバークシャーの神様が今日を祝してココロニクイ演出をしてくれたのでしょう!こういうことがあるから、現場はホントに楽しい。また明日も来るからね。

翌2日目は、彩の国黒豚倶楽部の会長を務められている笠原さんを訪ねます。笠原会長のお宅がこの地域で明治時代から黒豚を飼育している本家本元です。乞うご期待!


やきとり(焼き鳥・焼鳥)、彩の国黒豚は、(株)ひびきが運営する「やきとりひびき」、「やきトンぼたん」、「黒豚劇場」でお楽しみ下さい。インターネットでやきとり(焼き鳥・焼鳥)の通信販売も行っています。ぜひお買い求め下さい。

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