YAKITORI Dictionary

やきとりって何?

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一般的には鳥肉を串に刺し、たれや塩を付けて焼いたものを言いますが、その起源の限定は意外に難しいと言われています。


江戸中期の1785年(天明5)頃に、江戸にやきとり屋台が現れたとする説。
明治後期に、東京市中に現れたとする説。1923年(大正12)の関東大震災後の焼け跡からとする説があるようです。江戸初期の「料理物語」1643年(寛永20)にも、鶏料理について「汁、いり鶏、さしみ、めしにも」という記述があるそうです。いり鶏とは、鴨、鶏、ガンなどの肉を細かく切り酒に浸して、醤油・砂糖・みりんで調味して炒ったものですし、江戸期のおでんや天ぷらの屋台は串刺しが多く、明治以降の焼き鳥の串刺しにも影響を与えているのかも知れません。
(参考 : 岡田 哲 著・『たべもの起源事典』・東京堂出版)

いり鶏と言えばお正月料理のひとつにもありますね。味付けした鶏肉を炒って取り出した鍋の中に、野菜類を入れて煮含めます。お祝い事などには定番のいり鶏ですが、江戸初期から今に継承されているなんて、美味しさを感じる心は変わらないということでしょうか?
 

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