YAKITORI Dictionary

鶏肉を食生活に

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“朝を告げる鳥”として神聖化されていた鶏を食すようになると、武士たちが生活のために鶏を飼い始めました。やがてそれは養鶏業として確立されていきます。その土地ならではの在来種で、採卵と食肉を兼ねていたようです。

この養鶏業に大転換期が訪れたのは、「ブロイラーの出現」によってでした。
食肉専用で大量生産できるように改良された鶏肉で、約60日くらいで出荷できるというものでした。飼育方法を合理化して生産性を上げたブロイラーは、価格が安定するので人気が集まります。昭和30年代にはほとんどがブロイラーの飼育となり、地鶏と呼ばれる在来種は少なくなってしまいました。淡泊でくせがなく柔らかい肉質のブロイラーが出まわることで、高級だった鶏肉が身近な食材となったのです。

やがて、庶民の生活の中から「焼き鳥店」が登場します。駅前などに多く進出し、会社がえりのお父さんたちが立ち寄る場所として定着しました。一般的な焼き鳥の存在です。
今では日本全国の街に、焼き鳥店があるのではないでしょうか?
アツアツの焼き鳥には、それぞれの地域性や特徴があります。日本全国に広がるその違いを順を追ってご紹介していきたいと思います。

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